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2008/04/29 ノウサギ ライフログ
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2009年 02月 08日
子どもたちの通学路を自転車で走ると、田起こしされたばかりの田んぼから、土のいい香りが漂ってきます。幼稚園、小学校、中学校の12年間、田んぼの横を歩いて学校に通う子どもたちにとっては、きっと大人になってからも記憶として染み込む匂いなのだろうなと思うと、この環境で育つ子どもたちが少しうらやましくなります。時が経つのは早いもので、この地に移り住んだときに入園を迎えた長男も春からは小学生。生後8ヶ月だった長女は幼稚園児になります。
森の中の地面には、今、落ち葉が敷き詰められています。昨年の冬に落ち葉を掻き集めておいたところを少し掘り返してみると、今年もまた昨年と同じように腐葉土が出来ています。木々の落とした枯れ葉が一年という歳月の中で森のさまざまな他の生きものの栄養源となり、最終的に再び土に還って木々の養分として吸い上げられる。自然界のシステムは何て無駄がないのだろうと思います。ひるがえって人間の作り出すシステムは、最終的には役に立たないゴミばかりが作り出されるようで、実は何も生産していないのではないかという気にさえさせられます。きっと自然界にはもともと「ゴミ」という概念はないのでしょう。 冬の森を見つめながら、森が森そのものとして息づいていることを不思議に感じました。太陽のエネルギーを受けて栄養源を作り出す植物を中心に、無数の生きものが他の生きものとのバランスを保ちながら大きなひとつの循環する世界を創り出し、その中では個々の死がまったく無駄ではなく、他の生きものたちによってしっかりと受け継がれてゆくように見えます。生命というのはこうやって成り立っているのだなあということを改めて思い起こすと、人と自然との付き合い方にも変化が出てくるように思います。
by kake24
| 2009-02-08 23:37
| 森
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