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2008/04/29 ノウサギ ライフログ
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2009年 01月 15日
祝日だった今週月曜日のお昼前、地元の猟友会の人が玄関を訪れ、「この付近でクマが目撃され、こちらの方に来ているかも知れないので、山の方へは入って行かないように」と伝えて行きました。危険を知らせるために来ていただいたのだと思いつつも、玄関から東に広がる風景を見ながら、どこか胸がときめくような気分でした。
3ヶ月になった末の子を腕に抱いたまま家の2階に上がり、窓から見える景色をしばらくぼんやりと眺めていました。クマが目撃されたというのは、写真中央の鉄塔の向こう側。玄関から鉄塔まではおよそ300mから400mほどの距離で、春先には私もこの鉄塔まではよく歩いて出掛けます。風景の中に当然のことながらクマの姿は見つけられませんでしたが、クマの姿が見られるかどうかなどはどうでもよく、「この風景のどこかでクマが生きているかも知れない」と思えることが大事なことでした。そう思えることで、心が豊かになり、自然に対する優しさが芽生えてくると思うのです。 アラスカの自然を旅していると、たとえ出合わなくても、いつもどこかにクマの存在を意識する。今の世の中でそれは何と贅沢なことなのだろう。クマの存在が、人間が忘れかけている生物としての緊張感を呼び起こしてくれるからだ。もしこの土地からクマが消え、野営の夜、何も怖れずに眠ることができたなら、それは何とつまらぬ自然なのだろう。しかしながら、ツキノワグマは本来この季節に冬眠をする動物なのだということを思い出すと、豊かなどと言ってはいられなくなりました。近年は真冬に目撃されるツキノワグマが日本のあちこちで増えているそうです。温暖化や暖冬の影響でクマが冬眠をしないでも冬を越せるようになったという考え方の他、山の奥の方まで開発されたためにクマの食べるものが少なくなり、特に昨秋のようなブナやミズナラの凶作の年には、冬が来る前に栄養を十分に蓄えることができなかったクマが冬眠に入れずに、人里近くを徘徊するという説もあるそうです。そしてこのようなクマは、ツキノワグマ本来の習性とは異なり、凶暴化することがあるというのを、以前新聞か何かで読んだことがあります。この季節にクマが人里近くに姿を見せているということの意味を、もう少し深く考えたいと思いました。 ---------------------------------------- 掛川でクマ出没 10日夕、掛川市初馬の水田で、体重100キロ程度と見られるクマを近所の人が発見した。人や農作物への被害はなかった。同市農業振興課は、11日午前に地元猟友会とともに付近を捜索したが、足跡などの痕跡は見つからなかったという。現場はJR掛川駅から北に約3キロ。 (2009年1月12日 読売新聞・静岡版) ---------------------------------------- ※昨日は早朝の出勤時に、市街地にて2頭のタヌキを見掛けました。こちらは掛川駅から1キロほどのところでした。
by kake24
| 2009-01-15 22:42
| 動物・野鳥
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