北側の池では、カイツブリという水鳥が子育てをしています。カイツブリは潜水の名手。水の中に潜ってえさを捕った親鳥がどこからともなく水面へ戻ってくると、水の上で待っていた3羽の雛が「ぴぃぴぃぴぃ」という声とともに、われ先にと親鳥の元へ駆け寄ります。動物に対して、「かわいい」という言葉を使うのは相手に失礼とは感じつつも、この光景には思わずその感情を抱かずにはいられません。ツバメの子育てと同様、カイツブリの子育ての風景からも、伝わってくるのは親の愛です。
カイツブリは孵化後1週間くらいは、親が縞々の雛鳥を背中の上に乗せて水面を泳ぐそうです。来年以降、この姿を見られるチャンスがあるでしょうか...?