週末には今年初めての台風が訪れました。家の窓から暴風に揺らいでいる森の木々を見て、こんな中で小さな生きものたちはどうやって耐えているのだろうと気に掛かりましたが、台風が去って晴れ間が出るや否や、どこからともなく蝶々が家の周りに飛んできて、普段よりもたくさんのチョウが、まるで何ごともなかったかのように草花の間を舞っていました。シロツメクサの群落では、1cmにも満たないバッタの子どもたちが足元から無数に飛び跳ね、一体この小さな虫たちがどうやってあの風雨をしのぎ切ったのだろうと不思議な思いにさせられます。
写真は台風の雨が上がって30分ほど経った頃に、モンキチョウがシロツメクサに産んでいった卵。台風のわずか30分後に繁殖活動。何ともたくましい限りです。