羽を少し広げて止まる姿が独特のアオイトトンボ。夏に見かけても何の変哲もないトンボですが、秋になると眼の色が青さを増し、宝石のような美しさになります。
♪
とんぼのめがねは 水いろめがね
青いおそらを飛んだから 飛んだから
トンボが好きになる人には、トンボの眼の美しさに魅了された人も多いですが、実際に近くでじっくりと観察してみないと、この宝石のような美しさにもなかなか気付くことがありません。「とんぼのめがね」の作者も、おそらくじっくりトンボを観察したことのあった人なのだろうと思います。
私自身ももう10年以上前に、磐田市の桶ヶ谷沼を歩いていた時に、たまたま足元の草の中に落ちて羽をバタバタさせていたヤブヤンマのオスを拾い上げたときの、あの美しさが忘れられません。いつかまた出会いたいものです。